挑戦は人生

こんにちは。

 

「自分探しより自分試し」という言葉があります。

自分が何者かという曖昧な問いを内に持ち続けるよりも

自分という存在そのものを世の中に問う姿勢の方がより積極的で楽しみも大きい、そういう意味と理解しています。

 

先日読んだ本にこういう一節がありました。

 

汗をかくことが格好悪いかのように感じる日本の若者を、この北朝鮮留学生は「心から同情している」という。

北朝鮮スーパーエリート達から日本人への伝言』(加藤嘉一)

 

これは著者が北京大学に留学している際に出会った北朝鮮留学生の言葉で、

彼は北朝鮮の中ではエリート中のエリートに位置する学生です。 

そもそも生まれ育った環境も違いますし、物の見方や考え方も全く違うはずです。

そういう意味では単純に日本の普通の若者と比較することは出来ません。

しかしそこを差し引いても彼の言葉は響いてくるものがあります。

 

実際、現代の受験では四当五落と言われていた時代よりも、

より少ない時間で合格したことを誇る"省エネ派"が増えているのかも知れません。

その中には地頭の良さをアピールしたい気持ちもあるのかも知れません。

しかし人生は他人のために生きるわけではありません。

自分が自分のために生きるものです。

もしそれが本当に自分の求めていることであれば「時間を惜しむ」という発想自体が消えて行くはずです。 

 

 

アイシールド21』37巻(稲垣理一郎/村田雄介

 

何かに挑戦するときはそれが達成出来るのか、そもそも意味があるのかなどはほとんど分からないものです。

それでも、「ただ登る」ということが出来るのは、それが自分が本当に求めていることだからでしょう。

それが見つかったのならばそれだけでその人は幸福なのかも知れません。

 

今回は以上です。

それではまた。